押し目・戻り目
おしめもどりめ
押し目は上昇トレンド中の一時的な下げ、戻り目は下降トレンド中の一時的な上げを指します。トレンドに沿ってより有利な価格でエントリーする好機とされ、移動平均線やフィボナッチを目安に狙うことが多いです。
押し目・戻り目とは
押し目・戻り目は、トレンドの途中で起こる一時的な逆方向の動きを指します。
- 押し目 … 上昇トレンドの中で起こる、一時的な下げ
- 戻り目 … 下降トレンドの中で起こる、一時的な上げ
トレンドは一直線に進むのではなく、ジグザグと波を描きながら進みます。この「行って戻る」の戻りの部分が押し目・戻り目です。
ダウ理論の考え方では、上昇トレンドの押し目は「安値を切り上げて再び上昇する」局面であり、トレンドが続いている限り、押し目は買いの好機になります。これを狙うのが「押し目買い・戻り売り」で、トレンドフォローの王道戦略とされます。
押し目買いが有利な理由と狙い方
トレンドに乗るなら、勢いよく上がっている高値で飛びつくより、押し目を待って買うほうが有利です。理由は次のとおりです。
- より安い価格で買える … 同じ上昇トレンドでも、押し目で買えば取得単価が下がります
- 損切りを近くに置ける … 押し安値のすぐ下に損切りを置けるため、リスクを限定しやすい
- リスクリワードがよくなる … 損切りが近いぶん、利益との比率が改善します
押し目・戻り目の目安としてよく使われるのが、移動平均線とフィボナッチ・リトレースメントです。上昇トレンドで価格が移動平均線まで下げて反発する、あるいは直近の上げ幅の38.2%・50%・61.8%まで押して反発する、といったポイントを狙います。具体的な水準はフィボナッチ計算機で求められます。
「押し目」か「転換」かの見極め
押し目買いの最大の難しさは、それが一時的な押し目なのか、トレンド転換の始まりなのかを、その時点では確実に判別できない点です。
押し目だと思って買ったら、そのままトレンドが終わって下落が続いた、というのはよくある失敗です。だからこそ、押し目買いでも損切りは必須です。直近の押し安値を明確に下回ったら、ダウ理論的にトレンドが崩れたサインなので、押し目買いの前提が外れたとみなして撤退します。
見極めの精度を上げる工夫としては、次のようなものがあります。
「安く買えた」と思っても、トレンド転換なら含み損が膨らみます。押し目買いは有利な戦略ですが、自己責任で損切りを徹底することが前提です。
よくある質問
押し目買いはなぜ高値での買いより有利なのですか?
同じ上昇トレンドでも、押し目で買えば取得単価が下がり、押し安値のすぐ下に損切りを置けるためリスクを限定しやすくなります。損切りが近いぶん利益との比率(リスクリワード)も改善しやすく、トレンドフォローの王道とされています。
押し目とトレンド転換を見分ける方法はありますか?
その時点で確実に見分ける方法はありません。だからこそ損切りが重要で、直近の押し安値を明確に下回ったらトレンドが崩れたサインとして撤退します。上位足での方向確認や、複数の押し目候補が重なる水準を狙うことで精度を高められます。