損切り
そんぎり
損切りは、含み損を抱えたポジションを決済して損失を確定させることです。「ストップロス」とも呼びます。損失を限定し、退場を避けるための最も重要な行動の一つで、エントリー前に損切り位置を決めておくのが基本です。
損切りはFXで最も重要な行動
損切り(そんぎり)は、含み損を抱えたポジションを決済して、損失をその場で確定させることです。英語では「ストップロス」とも呼びます。利益を出すこと以上に、この損切りができるかどうかが、相場で生き残れるかどうかを分けるといっても過言ではありません。
なぜなら、FXでは損失を確定させずに放置すると、含み損がどんどん膨らみ、最終的に証拠金が足りなくなって業者に強制決済されるロスカットに至るからです。ロスカットは自分の意思とは無関係に、最悪のタイミングで発動します。そうなる前に、自分の判断で小さな損失のうちに撤退するのが損切りです。
「損を確定させたくない」という気持ちは誰にでもありますが、その心理こそが大きな損失を生みます。損切りは負けを認める行為ではなく、次のチャンスに資金を残すための前向きな撤退だと考えましょう。
損切りを自動化する具体的な方法
損切りを確実に実行するコツは、エントリーと同時に逆指値注文で損切り位置を置いておくことです。
たとえば米ドル/円を150.00で買うとき、「149.50まで下がったら損切り」と決めたら、その瞬間に149.50で売りの逆指値を入れておきます。こうすれば、相場が逆行しても自動的に決済され、自分で「まだ大丈夫」と判断を先延ばしにする余地がなくなります。
さらに、利確の指値注文と損切りの逆指値を同時に置くOCO注文を使えば、利確と損切りの両方を一度に自動化できます。仕事中などで相場を見られない人ほど、こうした予約注文が有効です。
損切り幅をどこに置くかは、リスクリワード比を意識して決めます。損切り20pips・利確40pipsなら1:2、というように、利益が損失を上回る設計をリスクリワード計算機で確認しましょう。
初心者がやりがちな失敗
損切りにまつわる典型的な失敗を知っておくと、同じ轍を踏まずに済みます。
- 損切りをずらす … 設定した損切り価格に近づくと「もう少しだけ」と価格を動かしてしまう。結果、損失がどんどん拡大する最悪のパターン。
- 損切り幅が広すぎる … 1回の損失が大きすぎて、数回の負けで資金が大きく削られる。1トレードの損失は資金の1〜2%以内が目安。
- 損切りなしで放置(塩漬け) … 含み損のまま長期保有し、資金が拘束されて他のチャンスを逃す。
適切な損切り幅と資金管理の関係はポジションサイズ計算機で確認できます。「1回の損失額を先に決め、そこから逆算してロットを決める」のが、退場しないための鉄則です。損切りはあらかじめルール化し、相場が動いてから考えないことが何より大切です。
よくある質問
損切りはどこに置けばよいですか?
「ここまで逆行したら自分の相場観が間違っていたと認める」という根拠のある価格に置くのが基本です。直近の安値・高値やサポート・レジスタンスの少し外側がよく使われます。同時に、その損切り幅での損失額が資金の1〜2%以内に収まるよう、ロットも調整します。
損切りすると損ばかり確定して損しているように感じます。
一回ごとの損切りは損失ですが、それは大きな損失を防ぐための小さなコストです。損切りを徹底し、利益が損失を上回るトレードを繰り返せば、トータルでは利益を残せます。重要なのは1回の勝ち負けではなく、損小利大を続けられるかどうかです。