含み損益
ふくみそんえき
含み損益は、保有中のポジションが現在価格で決済したと仮定したときの未確定の損益です。プラスなら含み益、マイナスなら含み損と呼びます。決済するまで確定せず、相場の変動とともに刻々と変化します。
含み損益とは未確定の損益
含み損益は、保有中のポジションを「いま決済したらいくらの損益になるか」を表す、まだ確定していない損益です。
- 含み益 … 現在価格で決済すればプラスになる状態。
- 含み損 … 現在価格で決済すればマイナスになる状態。
たとえば米ドル/円を150.00で1万通貨ロングし、現在価格が150.50なら、
- 含み益 = 0.50円(50pips)× 100円/pip = +5,000円
ただしこれは決済(settlement)するまで確定しません。相場が動けば刻々と変化し、150.00に戻れば含み益はゼロ、それ以下なら含み損に変わります。
「含み益が出ている=もう勝った」ではない点が重要です。決済して初めて実現損益となり、口座残高に反映されます。
含み損益が口座に与える影響
含み損益は、未確定とはいえ口座の状態にしっかり影響します。とくに重要なのが**有効証拠金**との関係です。
有効証拠金 = 口座残高 + 含み損益
含み損が膨らむと有効証拠金が減り、証拠金維持率が下がります。これが業者の基準を下回ると、ロスカットで強制的に決済されてしまいます。つまり含み損を放置すると、決済する前に退場させられることがあるのです。
含み損益と向き合うコツは次のとおりです。
- 含み損は早めに損切り … 損切りラインを決めて機械的に処理する。
- 含み益は計画的に利確 … 「もっと伸びる」と欲張りすぎず利確も検討する。
- 維持率に余裕を持つ … 含み損に耐えられる余力を残しておく。
含み損益は損益計算機で試算できます。数字に振り回されず、計画に沿って決済することが大切です。
よくある質問
含み益はそのままにしておいても大丈夫ですか?
含み益は決済するまで確定しないため、相場が反転すれば減ったり含み損に変わったりします。「もっと伸びる」と欲張りすぎず、計画的に利確を検討することが大切です。決済して初めて実現損益として口座残高に反映されます。
含み損が大きくなるとどうなりますか?
含み損が増えると有効証拠金が減り、証拠金維持率が低下します。これが業者の基準を下回ると、ロスカットによって強制的に決済されることがあります。含み損は早めに損切りするか、維持率に余裕を持たせて備えることが重要です。