実現損益
じつげんそんえき
実現損益は、決済によって確定した損益です。含み損益が決済を経て実現損益となり、口座残高に反映されます。税金や成績の集計はこの実現損益が基準になるため、トレード記録をつける際の重要な指標です。
実現損益とは確定した損益
実現損益は、決済によって確定した損益のことです。保有中は含み損益(未確定)ですが、反対売買で決済した瞬間に実現損益となり、口座残高に反映されます。
たとえば米ドル/円を150.00で1万通貨ロングし、150.80で決済したとします。
- 値幅 = 0.80円(80pips)
- 実現損益 = 80pips × 100円/pip = +8,000円(確定)
この8,000円は、もう相場が動いても変わりません。含み損益が「まだ変わり得る数字」なのに対し、実現損益は「もう動かない確定した数字」だと考えるとわかりやすいでしょう。
含み益が10,000円あっても、最終的に+8,000円で決済すれば、実現損益は8,000円です。トレードの本当の成績は、含み益ではなく実現損益で測られます。
実現損益と税金・記録
実現損益は、成績の集計や税金の計算の基準になる重要な数字です。
- トレード成績の評価 … 実現損益を記録すれば、勝率・平均利益・平均損失がわかり、期待値やリスクリワード比を客観的に振り返れます。
- 税金の計算 … 国内FXでは、確定した実現損益(およびスワップ)が課税の対象になり得ます。一定額を超える利益には確定申告が必要になることがあります。
- 損益通算・繰越 … 損失が出た年も、損失の繰越控除などの制度を使える場合があります。
含み損益は日々変動するため税金の対象にはならず、あくまで決済して実現した損益が基準になる点を押さえておきましょう。売買記録をつけておくと、確定申告も成績の振り返りもスムーズになります。
税制は改正されることがあり、個別の取り扱いは状況によって異なります。詳細はFXの税金ガイドを参考にしつつ、最終的には税務署や専門家にご確認ください。
よくある質問
実現損益と含み損益はどう違いますか?
含み損益は保有中のポジションの未確定の損益で、相場とともに変動します。実現損益は決済によって確定した損益で、口座残高に反映され、その後相場が動いても変わりません。成績や税金の集計は実現損益が基準になります。
税金は実現損益と含み損益のどちらにかかりますか?
一般に課税の対象となるのは、決済して確定した実現損益です。保有中の含み損益は変動するため、その時点では課税対象になりません。ただし税制は改正されることがあるため、最新の取り扱いは税務署や専門家にご確認ください。